LaTeXをより簡単に美しく
LaTeX文書を作成するときに普段使用しているStyleファイルを公開します
参考にしているのは日本語版と英語版のLandau–Lifshitz理論物理学教程です
使い方を以下に紹介しています
使い方
適用したいtexファイルと同じディレクトリに配置してプリアンブルに
\usepackage{QuantumAtsuoPack_v3.0}
または
\usepackage{QuantumAtsuoPack_v3.0_en}
を挿入してください(引数には配置したスタイルファイル名を入れる)
※または相対パスでも可能
※ファイル名は任意のものに変更可能
使うdocumentclassによっては正しく表示されません
推奨はjsbookです
見出し
Part
\part{ABC}
改ページされページ中央にタイトルを表示します
またローマ数字でカウントアップします
番号は\theparts
で取得できます
※日本語・英語共通
Chapter
\newchapter{xxx}
Partが変わるとカウンタがリセットします
また偶数ページのヘッダーに表示されます
book以外のdocumentclassでも使用可能です
Section
\section{yyy}
アラビア数字でカウントアップします
リセットはせずChapter, Partを通じてカウントアップします
また奇数ページのヘッダーに表示されます
equation環境の式番号は
{section番号}.{section内の式番号}
のような表示になります
Problem
\jproblem % Japanese
\problem %English
問題用の見出しを表示します
複数形の場合は\problems
を使用します
問題文と解答は以下のコマンドで問題番号を自動採番し,フォントサイズを本文より少し小さくします
% Japanese
\jprobtxt{問題文}
\jsoltxt{解答}
% English
\probtxt{problem text}
\soltxt{solution text}
コマンド
微分記号
\fracdif{f}{t}
\frac{1}{1+\dfracdif{f}{t}}
偏微分記号
\fracdel{f}{t}
\frac{1}{1+\dfracdel{^2f}{t^2}}
汎函数微分
\fracfunc{Z}{J}
\frac{1}{1+\dfracfunc{^2Z}{J^2}}
ベクトル(太字)
\bs{a}
ケットベクトル
\ket{\psi}
\dket{\fracdel{\psi}{t}}
ブラベクトル
\bra{\psi}
\dbra{\fracdel{\psi}{t}}
微分演算子(太字のナブラ)
\grad\cdot\bs{E}
期待値
\ev{\hat{H}}
\dev{\hat{H}}
特殊な函数
\func{det}A
外微分(ローマン体d)
\rmd\omega
Poisson括弧
\poisson{f}{g}
実数上の積分
\intal x\,f(x)
正規順序積
\norder{\psi(z)\psi(w)}
複素座標
(\cpair{z})
転置行列
A^\transpose